怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

2018-07-02から1日間の記事一覧

伝聞昔話「毘沙門天の文」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「毘沙門天の文の話」 越前国に伊良緑野世恒という者がいました。 伊良は毘沙門天に一途に祈っていました。 祈っている間は何も食べなかったので、伊良はとても腹が減っていました。 「一途に飯も忘れ祈っていたので、腹が減ってしまいました。どう…