怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

2018-08-23から1日間の記事一覧

ホルマリンプールに浮かぶ青春(読書感想文)

お題「好きな作家」 夏らしく読書感想文です。 本は「死者の奢り」大江健三郎です。 “死者たちは、濃褐色の液に浸って、腕を絡みあい、頭を押し付けあって、ぎっしり浮かび、また半ば沈みかかっている。” 大江健三郎の死者の奢りはこのように始まります。 何…