140字小説「ハンバーグ定食」
「ハンバーグ定食」
男が馴染みの定食屋に行った。
「珍しいハンバーグどうですか」
定食屋の主人が言った。
男がそれを頼むと、主人はにやにやとそれを作った。
そのハンバーグ定食はとてもうまかった。
主人はずっとにやにや眺めていた。
「中身なにか分かりますかね」
主人は続けた。
「高級和牛」
男はお会計で悲鳴を上げた。
怖い話を考えていて、
くだらない話がけっこう思い浮かびます。
それの供養にいいですね。
書かないと抜けないんですよね。
ちーん