怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

140字小説「化け猫」

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「化け猫」

 

猫が年を重ねると化け猫になる。

しっぽが二つにふえて怪しげな術を使う。

そして仕返し帳に書いた相手に復讐をする。

くだらないことも書いてあるという。

そんなことを聞いた男がいた。

男は猫に細かい意地悪を繰り返した。

ずっと復讐してくれていいと思ったから。

猫はくだらないことを書き足していく。

 

 

化け猫と暮らしたい。

そんなことを思ったりします。