怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

140字小説「座敷童」

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「座敷わらし」

 

座敷童は座敷童集である。

子供達が五人で遊んでいた。

ふと気が付くと、六人いる。

「座敷童が混じったぞ」

一人が叫ぶ。

「何人混じった」

もう一人が叫んだ。三人の子が逃げ出した。

残った三人のなかの一人が言った。

「ずっと仲良しでいよう」

二人の座敷童は笑った。

一人の子はその日は家にいたという。

 

 

座敷童に山女

好きなんですが、うまく使えない。