怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

140字小説「平茸坊主」

「平茸坊主」

 

生臭坊主は平茸になるという。

だから平茸はたいしたことのない食物だと。

ただ平茸は焼いて醤油をかければ美味い。

偉そうなだけで、煮ても焼いても食えない坊主と比べたら、

おいしく食べられる平茸になる坊主は徳が高いと思う。

平茸の香ばしさも味も網に焼かれる姿も坊主に似合っている。

 

 

なんでヒラタケになるのでしょうね。

不思議です。