怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

昔話解体新書「桃太郎と力太郎」

昔話解体新書「桃太郎と力太郎

 

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似た形の二つの話

桃太郎と力太郎は似た形の話です。

ですが、知名度に差があります。

なぜでしょうか?

 

 

よくできた力太郎

力太郎はお爺さんとお婆さんの垢から生まれます。

二人の垢に不思議なことが起き、力太郎が生まれます。

 

その力太郎は米を一俵たべて大きくなります。

一俵は400合なので、それだけ食べたのです。

三合炊きの133回分ですね。

 

不思議に生まれて、異常に大量に食って大きくなります。

強いわけです。

そう思ってください。

 

で百貫の鉄の棒を持って旅に出ます。

百貫は375キロです。

 

その怪力で御堂を担ぐ御堂っこ太郎に石を素手で削る石太郎を、

勝負で負かし仲間にします。

その三人で鬼を退治するのです。

 

特別な主役に特別な仲間です。

桃太郎は仲間が猿犬雉です。

猿犬雉って強いの?

多くの人が思います。

 

なので、きび団子で強くなったりと色々考えられたり、

鬼退治の時にはなんか後ろにいたりします。

 

物語としては力太郎は素晴らしいと思います。

 

なぜ差が

ですが、人気は桃太郎の勝ちです。

理由は力太郎は気持ち悪いから。

 

力太郎垢太郎ともいわれますが、垢太郎では気分が悪いです。

最後に垢だからお風呂で力太郎が溶けるという話もありますが、

ただ気持ちが悪いです。

 

桃太郎は猿犬雉は強そうではないですが、

可愛いですね。

ぬいぐるみになります。

 

御堂っこ太郎に石太郎はぬいぐるみになりそうにないです。

可愛いは正義、正義は何をしても許される

 

アメリカのスーパーヒーローには設定の強さの裏に、

興行収入の強さという奥の手があるといいます。

 

人気者は強いのです。

バットマンが強いのは後ろにファンがいるからです。

じん・ファン・ネルやお金の元気玉ですね。

おめぇのまねぇをわけてくれぇ

 

なのでキャラクターって大事ね。