怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

オウムのようなカルトと戦うには?

カルトの信者は教祖が詐欺師だと知っている

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カルト宗教に入ってる人がなぜ洗脳が解けないのか。

それは、自分から騙されたいという願望からではないかという話があります。

 

カルト宗教の信者は、ほとんどが騙されたいと願望を持っている信者と、それを利用してだましている上層部だといいます。あとごく一部の信じている信者ですね。

 

 

影響力の武器は自動的な反応を悪用されないように対策を知るための本です。

結果的にだます奴の方が読んでるんじゃないかという話がありますが。

 

セールスについて詳しく書いてありますが、それと並んでメインなのが、

命の守り方です。

 

もし体調に違和感を感じたら、そこが都会で人が多いと助かる確率が下がるといいます。理由は、誰かが助けると皆が思うからです。

なので、体調に異変を感じたら、目の前にいる人を指名して助けてもらう必要があります。

誰でもいいのです。もしその人がだめなら、その人は違う人に声をかけるだけです。

一番近い人がいいでしょう。

ダメだったら、適した人が自分から変わってくれるはずです。

 

なので、貴方に助けてもらいたいと言うのです。

 

騙されたい人が騙されるために入るのがカルト宗教

 

カルトの信者のほとんどは、自分だけで解決できない問題を抱えている人だと言います。

芸能人が多いのも彼らの問題が努力だけで解決できないと思っているからです。

 

問題を解決するには、当然、問題が解決されないといけません。

ただその問題の解決が、自分にない場合は努力ができません。

お隣さんが言葉が通じなくて、トラブルが絶えない。

あのオーディションに合格したい。

 

努力だけでは解決できない問題です。

病気もそうです。

 

カルトにはまると解決されるのか?

出来ないことは分かっています。ただ問題を見ないふりは出来ます。

彼らは問題を見ないふりをするためにカルトに入るのです。

そして現実を皆で呪うのです。

 

そこがマルチとの違いです。

マルチは騙されたと分かったら裁判が多いですね。

 

騙されたい人に騙されてると言っても意味がない

 

影響力の武器では、著者たちが入会セミナーでカルトの矛盾をついたら、

その場にいた入会セミナーの人たちが入会したという話があります。

 

彼らは騙されたくて入会セミナーに行ったのです。

なので、カルトが崩れると騙されることが出来なくなるので、

カルトを守るために入会したのです。

 

カルトが騙そうとしていると分かったので、ちゃんと騙されるために入会したというのです。

今騙されないといけないのです。冷静になったら騙されることが出来ないのですから。

 

騙されるなと言う言葉が、カルトに入会する気持ちを強くしてしまったのです。

なので、カルトから抜けるのは大変です。

 

教祖が詐欺師だと理解しているので、騙されていると伝えるとカルトに深く入り込んでいくと言います。

なので、救うにはカルトに入って騙されたいと思った問題を解決する必要があります。

 

教祖の代わりが必要

 

とても難しい問題です。

ダンサーとして成功したい。億万長者になりたい。病気が治りたい。。

難しい問題から少しでも目を背けるためにカルトに入ったのです。

 

彼らは思っています。 

カルトから抜けても欲しい物は手に入らない。

むしろ、欲しい物は遠ざかってしまった。

そして待っているのは、欲しい物は手に入らず、現実を見ろと言う罵倒やカルトに入っていたという嘲笑だけだと。

 

なので、彼らは狂信者のふりをするのです。

戻っても仕方がないから戻らないのです。

 

なので、騙されているという彼らが知っている情報ではなく、どう復帰するかの具体的な、教祖の代わりになる物が必要となります。

 

解決する方法を考える

 

最初に体調に異変を感じたら、人を指名して助けを求めろと言いました。

人は多数に従います。助けてもらうために、誰かが救うだろうの多数から助けてくれる人を離す必要があるのです。

 

カルトに入ったからといってそれで終わりではありません。

教祖が嘘つきだと知っていますから。

なので、カルトは人から離れて暮らします。

カルトが当たり前という環境で暮らすことで、それが正しいと思いこませたい上層部と、思い込みたい信者の依存という環境ができるのです。

 

当然ですがカルトの人は街中で浮きます。

浮いているということはおかしいのかなと考えます。

そう考えないように、人から離れて暮らすことを選ぶのです。

皆で同じように過ごせば、おかしくても浮くことはありません。

ある大学のアメフト部は洗脳するために選手を日本代表という外部と切り離しましたね。一番簡単な洗脳行為です。

 

なので、人から離れているカルトは危険だといえます。

 

人から離れているカルトは人命にかかわる問題がおこりやすいという大きな問題があります。

基本は内部か対抗者への殺人、集団自殺ですが、外に向く可能性もあります。

よく悲劇があると教祖のカリスマ性と言いますが、信者の騙されたい欲求を満たしているだけで、それ以上の魅力を持っている教祖はまずいません。

騙されたい人に、騙される環境を用意しているだけです。

 

教祖しかできないから教祖なのです。本当にカリスマ性があれば、もっとうまくやりたい人たちです。

教祖をやるよりも、大きな会社の社長や、売れてる俳優やタレントなどの成功者の方が楽しいに決まっています。

教祖をやる人たちは好き好んで変な恰好に変な習慣のカルトなどやりません。

なので、教祖も変な習慣や人から離れ信者と過ごすことで狂っていくのでしょう。

多数に従うという自分が利用している罠に自分もはまるのです。

上層部は少数ですからね。

集団ヒステリーに近い状態になっていくと思います。

オウムも店がなくなってから急激に狂暴化した気がします。

ちゃんと人と交わっていれば、そこまでおかしくはならないのです。

 

人から離れるのはカルト宗教全体のSOSでもあるのかもしれません。

 

なので、普通に戻る方法を根気強く話すのが解決かなと思います。

絶対にやってはならないのは、教祖は詐欺師だとかカルトが間違っていると言うことです。

そんなことは信者も分かっているのですから。間違っているというだけカルトは強くなります。

彼らが守っているのは嘘つき教祖ではありません。

大切な自分自身なのですから。

 

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