夏の終わりに呪術としての百物語
呪術としての百物語
夏らしいことがしたいと思い、花火は火傷するかもしれません、ならば百物語です。
百本の蝋燭を用意して、百個の不可思議な話を一話ずつ読むたびに蝋燭を消していく。
花火のようなことはできない、でも何かしたい、どうでしょうか?百物語?
百個物語用意しておきました。あとは蝋燭だけです。
百物語を呪術と考える場合、けっこう大きい問題が時間です。
とりあえず字数を意識して書いてみましたが。
書くのが大変で書くだけになってしまった部分もありますが、このブログに載せた百物語は全部で約35000文字です。
これ以上長いと、日が昇ってしまう可能性が高いかなと思います。
どうでもいいのですが、百物語のはてなブックマークのカテゴリーが暮らしでいいのですか?
百物語は物語集であり、降霊術の呪文であるという考えで書きました。
なので、夜の間に読める総字数と、自分が境界線にいるということをなにかに伝えるというテーマとなにかの記憶を刺激するというテーマに書きました。百物語では普通のテーマでもありますが。
百物語は1話5分ぐらいで終わらないといけません。5分でも500分です。
夜を時間いっぱい使うとしても休憩を考えるとそんなに時間がないのです。
なので、字数だけだとまあまあ理想的かなと思います。お経のように唱え、蝋燭を消せば、何か来るかもしれませんね。これ以下だと単純に物足りない気もしなくもないです。140字で100物語は色々辛そうです。
35000字のこれでも短くないかと不安に感じる部分もあります。ただ、これ以上だと日が昇りそうです。
話としては、字数が少なかったので、ビジュアル重視にしてみました。この試みは個人的にあまり楽しくはなかったです。怪談って人の物語だなと思いました。
人となにかの関係性の物語だと思いましたね。
今回は私と友人の話という形で書いてみました。
百物語の共通テーマはそれだけですが、二人は死ぬことが出来ないという制約ができました。霊能力者という設定はありません。ただ二人が見聞きした話です。
この百物語は暇人の遊びっぽく暇人二人の物語です。
百個アイデア出せるのかなと思ったので思い切ってやってみました。
一回やりたいですよね百物語。やるには勢いが大事だと思いました。
書くのは辛いですね。ただ辛いです。95超えるまでゴールが見えませんでした。
結果的にこの制約で35000字かけたのはいろいろ勉強になってよかったです。
ノリで始めた百物語ですが、百物語にしてよかったと思っています。これまでのような話を20、30かいても得られないものが手に入った気がします。
色々不満はありますが、呪術的な百物語を考えるという目的は達成できたのでよしとします。平成最後の夏の思い出としてこれで完成かなと思います。
ただ、アイデアの使い方に幅が出せると思ったので、のんびりまた始めたいと思っています。今はまだ20個ほどですね。
ただ、インプットとアウトプットを大量にやったので今は頭が痛いです。
呪術的をテーマに200文字平均だと面白そうですが、しっかり準備しないとだめでしょうね。時間がかかりそうです。
いまさらですが、百物語は自己責任系になるのですかね?
お盆について書こうか悩みましたが、お盆はお盆だと思い胸にしまっておくことにしました。
もしも呪いがあるのなら、この国は強く呪われていると思います。でもそんなこと書いても仕方ないですよね。
わざわざこのブログに来て下さった貴方を私は勝手に大切に思います。