怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

詩会「カステラ」北原白秋

詩会「カステラ」北原白秋

 

カステラの縁の渋さよな。

褐色の渋さよな。

粉のこぼれが手について、手についてね、

ほろほろとほろほろと、たよりない眼が泣かるる。

ほんに、何とせう、

赤い夕日に、うしろ向いて

ひとり植ゑた石竹。

 

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NHKで石竹が私の誕生花だと言ってました。

いや、それだけなんですが。

 

わざわざこのブログに来て下さったあなたを、私は大切に思います。