怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

140字小説「ポトフ(日常は戦場)」

140字小説「ポトフ(日常は戦場)」

 

 

ポトフとは洋風煮込みである。
野菜とベーコンを煮込むシンプルな料理だ。
問題はどう煮込むか。
母は塩だけでと言う。それでは味気ない。
コンソメを入れるべきと言ったら、喧嘩になった。
私と母が喧嘩をしていると、父が醤油を入れた。
父は私と母の共闘に涙を流したのだ。
猫が鳴いたので終戦である。

 

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浅田次郎さん、小林多喜二さんに松たか子さんが安定したのだろうか?

闇鍋感がすごい。

 

文体診断ロゴーン

 

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