怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

ライオンキングはライオンのストーリー

アフリカ系の音楽が好きなのと映像に興味があり、

ライオンキングを見に行きました。

ライオン・キング (オリジナル・サウンドトラック デラックス版)

凄く手堅くできているという感想です。

 

細やかに、太陽や月の満ち欠けが使われていて、

丁寧に作られている素晴らしい作品という印象です。

 

ライオンキングはライオンの成長物語か?

 

ライオンキングの感想を読むと、

シンバが適切な成長過程を経ていないという感想をよく読みます。

 

ただ、シンバはライオンですし、ヴィランのスカーも特に何かの努力をしているわけではありません。

 

動物らしく、努力鍛錬ではなく、与えられたものを生かしているという印象です。

なので、人間の物語のような成長はなくてもいいかなと思います。

リアルなCGをいかし、動物の話として書いているなと思いました。

 

なので、私はライオンキングは人間のサクセスストーリーとは違う、ライオンらしいサクセスストーリーを強調したのかなと思います。

 

シンバは王ムファサの息子なので、恵まれた体を持って生まれています。

競馬でも親が重要視されますね。

ライオンなので、ちゃんと成長すれば自然と王となるのでしょう。

追放されたシンバは食事は虫ですが、恵まれた自然の中で育っていますし、

餌となる虫も多いのでしょう。

虫は結構カロリーあると言いますし。

 

ライオンキングはシンバが強くなるためのストーリーではなく、過去の過ちを乗り越えるというストーリーを強調したのかなと思いました。

 

その過去の過ちとしての側面を与えられたのがスカーかなと。

アニメ版と違い、スカーは細身に設定されています。

単純に弱そうです。大人になったシンバと並ぶと、スカーがシンバに勝つ気がしません。

そのスカーの見た目に中々消せない、いやらしい過去の過ちのイメージもスカーに反映されている気がします。

最後に言葉でシンバを責めるスカーは、シンバのトラウマが形になっているようです。

 

パンフレットには多数のコンセプトアートがのっており、

アニメのキャラクターの実写化というコンセプトから、

本物の動物たちのストーリーという方向に変わっていったのかなと思います。

 

とくにスカーはコンセプトアートからはかなり細く、弱弱しく、いやらしい感じにデザインが変わったという印象です。

スカーはシンバがのりこえる壁というよりも、乗り越えるべき過去の象徴としてデザインが変わったのではないかと感じました。いやらしく、ねちっこい印象です。

 

ライオンキングは過去と向かい合う強さと勇気の大事さを訴えているストーリーだと思います。

 

だから、過去と向かい合い乗り越えた時にシンバはスカーに勝っているのです。

スカーの見た目には、過去の問題は乗り越えることができるというメッセージがあるのではないかと思いました。

 

ライオンキングは音楽も映像も素晴らしい作品です。

 

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