枕草子で学ぶブログ術!素敵な日記はいつも過激!
清少納言流日記術はスパイシー
春はあけぼの やうやう白く~~
が有名ですね。
有名な理由は読みやすいからです。
読むだけで、なんとなく意味は分かります。
残念なことにどんなに素晴らしくても読みずらいと辛いですね。
ただ枕草子の魅力は日記なことです。
本人もこれ見せていいのと心配するプライベート切り売り系のブログのような文章です。ただの悪口が書いてあったりとか。
スパイスが効いていないとつまらないと言います。
清少納言の役職は女房と言われる中宮定子の秘書のような役割です。
女房さんの幅は広いので注意しませう。
父親が清原元輔という有名な歌人で、祖父も歌人として認められていますが、
清少納言は歌が苦手だったらしく、歌の引用以外はあまりやりたくないと言っています。
歌詠みは苦手なので、定子に歌を詠まなくてもいいよと許可をもらうほどです。
ただ清少納言さんはいいます。父親の名前が大きすぎて、私は歌が詠めないのだと、清少納言さんは並みの歌なら簡単に作れるわと言います。
知識はすごいので、旦那さんを歌でいじめたりします。
旦那様の橘則光さんは無骨で歌が読めないと言ってるのに、歌を送ります。
正反対ですが夫婦になりました。
則光さんは歌は読まないと言っているので、清少納言さんは文を有名な歌で送るので、結果的に何度か無視しています。
歌は詠みませんが、歌で会話はするのが清少納言さんです。
定子や行成などとの歌のやり取りは風流ですね。
私には解説なしだと意味が分かりません。
何回も読めばなれますかね?
枕草子は日記なので、
男が女性と一夜を共にした後はどうするかなどと書いてあります。
急いで服を着ないで、会話をつづけ、女性にせかされて名残惜しそうに帰っていくのが正解だそうです。
名残惜しそうに笛でも吹くとまさに皇子という感じです。
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昔の夜は暗かったので、終わったらさっと服を着て、暗い中で自分の扇をあたふたと探すような無様な奴ばっかなのが現実だと言います。
日記ですから、あの人かなとなります。
則光さんかな?風流な人ではなさそうですね。
想像される相手はたまらないですね。
自分の恋愛についても書きます。
日記ですからね。
炎上系の内容も書きます。
分不相応な服はみっともないとか、今だと炎上しますね。
解説書だとそんな文章は見なかったことにします。
一生懸命働いてる使用人の日焼けはみっともないとかすごい事書いてるんですよ。
使用人は貴方たちが優雅に生活するために頑張っているのですよ。
貴族社会がなぜ今ないのか分かるので個人的には好きです。
私は話の資料として読んでますからね。おぉすごいなでメモして終わります。
冷静に考えなくても実を無視する貴族社会が長く続くわけないですね。
楊貴妃とか日記残して欲しかったな。すごい内容でしょうね。
炎上芸も枕草子の魅力かもしれません。貴族的思考は炎上的ですが。
清少納言さんも貴族ですよ。そうでないと中宮定子の女房は出来ないので。
あとは政敵だと徹底的にこき下ろしますし、馬鹿にします。
頭のいい女性たちに囲まれて馬鹿にされるのはとても辛そうです。
枕草子の魅力に、日記として様々な物の解説があることです。
服の色の合わせ方とか、節句の過ごし方ですね。
イベントは大事ですね。
特別な日だからやっぱり書きたくなりますよね。
古文常識がたっぷり詰まっているので、とても勉強になります。
端午の節句には薬玉(くすだま)という薬物を詰めた袋に糸を垂らした物をつるします。
その糸は何かを結ぶのに使ってしまうと書かれています。
こんな感じですね。
糸垂れてますね。すっと抜けるのですかね?生活が想像できる描写が面白いです。
端午の節句は今と違うらしく、節句の祝膳があると書いてありますね。
長寿や健康を願うんですよね。
清少納言さんは中宮という天皇の奥さん、女性のトップに仕える女房さんで、同格と言うと、藤壺に斎宮などに仕える女房になりますね。
皇太后などは今回考えません。
神様に仕えるのと都から離れているのもあって優雅さはスゴイと言います。
清少納言さんのいる宮中は全く違います。
貴族などは親や兄弟が敵です。時代が違いますが、義経が源頼朝に疑われたのは、兄弟なのに疑われたのではなく、兄弟だから疑われたのです。
義経さんは出生からですかね、価値観が皆とずれてる感じがしますね。
権力争いの中心では義経さんのあの性格は辛そうです。
義経さん色々ストレートですよね。目標のためなら禁じ手も普通に使う所とか。
禁じ手も狡猾と言うよりも考えなしな印象を受けます。
清少納言さんはそんな激しい権力争いの中心にいます。
なので、そこで生きていける能力を自慢します。
当時は壁という物がほとんどないので、ほぼ生活を誰かが見てるような状況になります。
見ようと思えば見える状況ですね。
そのような状況をたくましく生き抜く強さを感じます。
もしかしたら、清少納言さんや紫式部のほうがメンタルは義経よりも強いかもしれません。
面白いのが、凶会日(くえにち)と知り合いの親の年齢などは覚えてられないと言っている所です。
陰陽師の本だと凶がいかに大変が書かれますが、清少納言さんはあまり気にしてない気がします。
会うとまずい神様のいる方向を避ける、方違えというものがあります。そのために変えた道順にある家はもてなさないといけないので、もてなしを楽しみにしているから手を抜くなよと注意しています。
陰陽師の本ってなんか信用できないんですよね。
古文常識でも、陰陽師は開き直ってのりのりで書いてる人が多い気がします。
書いてる通りだと、暗殺もやってそうなんですが、かなり物騒な集団になるんですよね。
安倍晴明さんが悪い?
古文の説明なんかだと面倒なのか超能力集団と書かれたりもします。
まぁ文献に出てくる陰陽師は超能力者ですからね。
枕草子にはあとがきのようなものがついています。
簡単に言うと、本当に日記だから、これ見せたらまずくないか?
ということが書いてあります。
まずいと思います。
なので、評判がいいと聞くと複雑な気持ちになるとも書いてあります。
まあ、知り合いが見て楽しいのは、プライベートな部分でしょうからね。
悪口は良くないと分かるが、とても楽しいと書いてもいます。
きれいごとだけ書いても退屈でしょうとも。
なので、中宮から紙を渡され何を書くか悩み、どうすれば面白いか悩んだともいうので、意図的に悪口を書いてると思います。
スパイスの効いた文章が楽しいだろうと考えたのです。
色々書きましたが、一番いいのは、生活を感じる所ですね。
なんか様々な状況が、赤子が抱かれてる姿とか、一生懸命本を読む姿とか、そんな情景が素晴らしい文章で書かれます。
そこが一番好きですね。需要ないと思って省きましたが。
テーマを試行錯誤してたら試行錯誤感満点になってしまいました。
わざわざこのブログに来て下さった貴方を私は勝手に大切に思います。