怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

伝聞昔話・古典文学黒歴史

伝聞昔話「腫物女」(今昔物語より)

伝聞昔話「腫物女」 典薬頭で腕の良い医師がいました。 ある日、この頭の家に女性の入った車が入ってきました。 「あなた様はどちら様ですか」 頭が聞いても何も答えず、車は入ってきます。

伝聞昔話「小藤太婿におどらされたる」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「小藤太婿におどらされたる」 源大納言定房の家臣に小藤太という侍がいました。 小藤太は主の政務を執っており、その手腕で屋敷は三倍にも四倍にも広がったのでした。 娘も小藤太と同じ主人に女官として仕えていました。 その娘の所へ良家の息子が…

伝聞昔話「蛇の女房」(今昔物語より)

伝聞昔話「蛇の女房」 河内の国、讃良の郡、馬甘に住む長者に一人の娘がいました。 四月のころです。 蚕養のために娘は道端の桑の木に登り、葉を集めていました。 「蛇がいるぞ」 道を歩いていた者が娘に教えました。

伝聞昔話「蛇女房と坊さん」(今昔物語より)

伝聞昔話「蛇女房と坊さん」 妻子のある坊さんが寺で昼寝をしていました。 その坊さんを蛇がじぃと見ていました。 蛇は坊さんの両足の付け根にある物をじぃと見ていました。

伝聞昔話「仮名暦あつらへたる」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「仮名暦あつらへたる」 昔、なま女房がおりました。 その女は苦しんでいました。 尻を押さえ苦しんでいました。 始まりは、女が同じ屋敷に住む僧にもらった紙に仮名書きの暦を頼んだからです。

伝聞昔話「小便女と蛇」(今昔物語より)

伝聞昔話「小便女と蛇」 夏のころです。 童女は困っていました。 数時間ほど前、童女の仕えている女が小便をするから、そこで見張っていろと言って築垣に行きました。 そして、女は築垣に小便をする姿勢のまま動かなくなったのです。

伝聞昔話「蕪婿蕪子」(今昔物語より)

伝聞昔話「蕪婿蕪子」 今は昔の話です。 男が京から東へ下っていく途中、どこかも知らぬ国の里を通っていた時です。 男は女のことが頭から離れなくなりました。 道沿いの垣根の内に畑がありました。 男は馬をおり、畑に入り、蕪を抜き穴を開け、蕪に子種を仕…

伝聞昔話「狂惑の法師」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「狂惑の法師」 昔の話です。 中納言師時という者がいました。 ある日、中納言の屋敷に真っ黒染めの不動袈裟という袈裟をかけ、無患子の大きな数珠を首から下げた聖が入ってきたのです。

伝聞昔話「放屁女」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「放屁女又は藤大納言忠家物言う女放屁」 昔の話です。 藤大納言忠家が殿上人だったことです。 美しく色好みの女と語らっていました。 楽しく語らっているうちに、夜が更けて、月が昼よりも明るんできたころです。 口を吸おうか、頬を吸おうか、それ…

伝聞昔話「不犯の鐘」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「不犯の鐘又は源大納言雅俊一生不犯の鐘を打たせる」 昔の話です。 京極の源大納言雅俊という人がいました。 法事の時、仏前で鐘を一生不犯の者に打たせることにしたのです。 ある僧が礼盤に上がりました。

伝聞昔話「随身の涙」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「随身の涙、又は平貞文本院侍従等」 随身がいました。 随身の仕事は主の警備が普通ですが、その随身は変わった命を受けていました。 本院侍従の糞を取ってこいと言う命を受けていたのです。 その奇妙で迷惑で可哀想な命は主人の悪癖から始まったの…