「言葉の世界旅行記」併「古典文学黒歴史」

「コトバノセカイリョコウキ」HEY「コテンブンガククロレキシ」

詩会

詩会「売春処女プアプアが家庭的アイウエオを行う」鈴木志郎康

詩会「売春処女プアプアが家庭的アイウエオを行う」鈴木志郎康 先ずは妻が歩いている 股さかれて 気がふれているのかバスセンターよ(註1) 髪毛は夏向きにショートカットする ズボンもショートカットする 男根もショートカットすればいいわ それでは詩はせ…

詩会「顔」松下育男

詩会「顔」松下育男 こいびとの顔を見た ひふがあって 裂けたり でっぱったりで にんげんとしては美しいが いきものとしてはきもちわるい

詩会「練習問題」阪田寛夫

詩会「練習問題」阪田寛夫 「ぼく」は主語です 「つよい」は述語です ぼくは つよい ぼくは すばらしい そうじゃないからつらい

詩会「歌」新川和江

詩会「歌」新川和江 はじめての子を持ったとき 女のくちびるから ひとりでに洩れだす歌は この世でいちばん優しい歌だ

詩会「弔詞」石垣りん

詩会「弔詞」石垣りん 職場新聞に掲載された一〇五名の戦没者名簿に寄せて ここに書かれた一つの名前から、ひとりの人が立ち上がる ああ あなたでしたね。 あなたも死んだのでしたね。

深夜の詩会「小さな娘が思ったこと」茨木のり子

深夜の詩会「小さな娘が思ったこと」茨木のり子 小さな娘が思ったこと 人の奥さんの肩はなぜあんなに匂うのだろう 木犀みたいに

深夜の詩会「曼殊沙華」北原白秋

深夜の詩会「曼殊沙華」 北原白秋 GONSHAN. GONSHAN. 何処へ行く。 赤い、お墓の曼殊沙華、 曼殊沙華、 けふも手折りに来たわいな。