「言葉の世界旅行記」併「古典文学黒歴史」

「コトバノセカイリョコウキ」HEY「コテンブンガククロレキシ」

伝聞昔話・民話

伝聞昔話「レッシングのたとえばなし」(名作集より)

伝聞昔話「レッシングのたとえばなし」 馬と牛 勇ましい馬がその勇ましさを見せつけます。 その勇ましい馬にとくいげな少年がまたがっています。 その姿を牛がなげきました。 「なんという、なさけない姿だ。そのような何もしらぬ、しらぬことをほこる子供に…

伝言昔話「化け蜘蛛」(小泉八雲より)

伝言昔話「化け蜘蛛」 古い書物に化け蜘蛛の話が書いてあります。 化け蜘蛛は昔いたのだとか、今もまだいるのだとか、様々に言います。 「化け蜘蛛の話をしよう」 男が語り始めました。

伝言昔話「河童の子」(遠野物語より)

伝言昔話「河童の子」 河童を婿にしたものは河童の子を産みます。 河童の子は殺さなければなりません。 河童の子が生まれたら、切り刻み、1升樽に入れて、土中に埋めます。 河童の子は醜悪なので、一目でわかります。

伝聞昔話「猫とかに」(楽しい民話)

伝聞昔話「猫とかに」 猫がすぅすぅ寝ていました。 「猫さん、猫さんかけくらべをしないかね」 カニがそう言って、猫の睡眠のじゃまをしました。 「かけっこよりも、お前を煮るか焼くか考える方がいい」 猫はかにに言いました。

伝聞昔話「三毛猫の経立」(楽しい民話)

伝聞昔話「三毛猫の経立」 昔の人は言いました。 猫に踊りをおぼえさせると化けると。 とても長生きした三毛という名の三毛猫がいました。 その猫はお婆さんとお爺さんと一緒に暮らしていました。 「猫は十二年生きれば化け猫になるという、お前さんは十二年…

伝聞昔話「力太郎」(楽しい民話)

伝聞昔話「力太郎の話」 汚い婆様と汚い爺様がいました。 長者の家で金持ちでしたので二人は良い屋敷に住んでいました。 村人はその屋敷をごみ屋敷と呼んでいました。 二人には子供がいませんでした。 二人は子供がとても欲しかったのです。 そして二人は自…

伝聞昔話「桃太郎」(楽しい民話)

伝聞昔話「桃太郎」 お爺さんとお婆さんは夢を見ました。 「お前さんたちにとても強い子供を与えよう。その子供を桃の汁で育てるとよい」 何かが言っている夢でした。 お爺さんとお婆さんはずっと子供が欲しかったので、その夢を神様の夢と、とても喜んだの…

伝聞昔話「ちょうふく山のやまんば」(楽しい民話)

伝聞昔話「ちょうふく山のやまんば」 とても気持ちのいい月夜です。 どこから来たのか大きな雨雲がもうみき村の上ににやってきて、大きな嵐となりました。 ややこみした ちょうふく山の山姥 ややこみした 餅ついてあげねば うま ひと 食ってしもうぞ ちょう…

伝聞昔話「地獄穴」(楽しい民話)

伝聞昔話「地獄穴」 男は毎日考えていました。 亡くなった妻のことを考えていました。 亡くなった妻にどうすれば会えるのか、夢なら会えるだろうか、そのようなことばかり考えていたのです。 悲しいことに夢であいたいと思っても出てくるのは会ったこともな…

伝聞昔話「座頭の木」

伝聞昔話「座頭の木」 昔、あったずもな。 うんと雨の降った年です。 その年は洪水で大変でした。 川の渡し守が流れてきた流木を拾っていると、良さそうな木が流れてきたのです。 「良い木かと思ったら、なんと可哀想に座頭様の死体でないか」 渡し守は座頭…