怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

平安のスーパースター「安倍晴明」

平安のチートスター安倍晴明

セーマンと呼ばれる五芒星で有名な安倍晴明

フィギアスケートでも有名な安倍晴明

 

古典の読解に役にたつかと思ってと調べましたよ。

結果でいえば、古典の読解には陰陽道に興味なければ無視していいとおもいますが、

調べたのでいってみましょう。

 

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安倍晴明さんはどんな人か?

安倍晴明さんといえば、

超・占事略决ではなく陰陽道を書いた占事略决ですね。

 

名前は安倍は読み方が決まってるそうですが、

晴明は決まってません。

折口信夫さんはハルアキラと読んでますが、

清明とも書いてあるのもあるので、セイメイだと思います。

セイアキラ?それはないんじゃないですかね。

 

お母さんが狐だと言われています。

葛の葉がお母さんと言われています。

狐なのはたぶん言えない人だからだろうと思われます。

 

陰陽師陰陽寮に努める役人です。

陰陽頭という役職です。

暦を作ったり、吉凶の判断をしたり、式神を使って暗殺したりが仕事です。

 

暗殺の種と仕掛けってなんですかね?

 

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吉凶の判断に、天一神(なかがみ)金神(こんじん)などの会うとまずい神様のいる方向を占います。

いる方向を方塞ぎといい、それに会わないように方違えといって道順を変えるのです。

方違えで変わった道順の家はもてなしをしないといけないのです。

 

枕草子に、吉凶のことが書いてあります。

凶日と知り合いの親の年齢は覚えられないと書かれています。

あれ?

凶日は多く、いちいち覚えてる奴はいないと言っています。

あと、

方違えでのもてなしが悪いとがっかりするとも書いてあります。

 

あまり深刻に考えてないですね。

方違えは風流だと楽しんでる感じもあります。

 

ここら辺は陰陽師の本だと無視されるので貴重ですよ。

なんか陰陽師の本はうさんくさい。

 

あとは、式神を使っての暗殺やそれからの防御です。

 

晴明さんの式神

晴明さんは天文学の権威です。

 

あと式神ですね。

基本的に晴明さんは泰山府君の法という寿命を扱う術が得意ですが、

攻撃的ではないです。

泰山府君の法は寿命の残っている人を生き返らせたり、寿命を入れ替えたりする法です。

 

残念、不老不死の法ではないのです。

 

話によっては道満にころされた晴明さんが泰山府君の法で生き返ります。

奥義ですが、内容が内容なので意外と地味に使われます。

 

もう一つが、12神将です。

奥さんが12神将怖いと言ったからいつもは戻り橋で待機しています。

 

奥さんが 12神将怖い と言ったから

 戻り橋の下で おしくらまんじゅう

 

という感じかなと、ただ、泰山府君も12神将も陰陽師の奥義なので、他にも使う人がいそうです。

泰山府君は他の人も使います。

晴明さんの特徴は何でもできる人です。

簡単に呪いをかけてくる相手を探す式神を作ったりします。

 

安倍晴明物語と言う本があって、沢山話があるらしいのですが、

話を聞くと他の人の話を晴明さんがやった事にしてる話が多い気がします。

呪われて頭がパーになってしまった人の話を改変して晴明さんの話にするあたり、話がないんだなって思います。

 

実際は結構地味とも言われています。

が、4位の殿上人です。基本は藤原道長に仕えてる印象ですね。

 

なので、そんなこともあり、意外と特徴のない人でもあります。

藤原千方の四鬼の方が個性的かもしれません。

 

12神将も何するのか決まってないんだろうなって思います。

ソロモンの72柱みたいに持て余してそうです。

戻り橋でおしくらまんじゅうしてる感じですし。

 

面白いのは奥さんに12神将みえるんですね。

奥さんも強いのかという驚きと、晴明さん12神将ずっとうしろに従えていたの?という驚きがあります。

陰陽師や法師にとって神や鬼の認識はかなり高い要求でもあります。

奥さん式神みえるのか。

 

ここらへんは、話によって設定が変わります。

だって式神なんていないって子孫の方も言ってますし。

釈迦は盛れないけど、弟子は盛り放題だから、有名じゃない弟子がえらいことになってるのと似てますかね?

 

そのえらいことになってるのが安倍晴明さんですね。

 

一応、陰陽師と法師に違いあるとしたら、

未来予知だと言います。

占いの専門家だけあって、犯人は捜さずに分かる場合も多いです。

お坊さんは対話で相手を探るそうです。

 

晴明と道満が、長櫃にはいった中身を当てるという勝負をします。

道満は柑子が15個だと言います。

貴族は焦ります。あっているからです。

晴明は鼠だと言います。そして開けたら鼠が出てきたのです。

 

道満は勝負を誤ったのです。中身を当てる勝負ではなく、中身を変える勝負だったのだです。

長櫃の中身はかんきつ類なら何でもいいと思います。

夏ミカンという話もあります。

 

個人的にだいだいか柑子かなと思います。

だいだいつづくと掛けられるだいだいを鼠って面白いと思いましたけども、鼠も子孫繁栄ですね。

 

攻撃力はお坊さんも鉢飛ばしという鉢を自由自在に浮かす法や火界の呪という炎を使えますので結構やりたい放題です。

火界の呪は話によって扱いが少し違い安定しません。

鉢飛ばしだと地味ですが、鉢で何でも浮かせるので攻撃力高そうです。

よく分からないのはそんなものないからと言わない。

 

古典の範囲だと凄いことできそうですが、あまり派手な話はありません。

 

個人的な意見だと、夢枕先生ぐらいちゃんと調べてから書いてほしい。という感想です。他の人の話を取ってるからなんか人物像が混乱してますね。

 

書いてる方も信じていないでしょ?

 

個人的には枕草子の愚痴の方が楽しいですかね。

過去の栄光を話す奴はみじめだとか毒舌です。

どろどろですよ意外と。

そんなこと書くと読まれちゃいますよ清少納言さん。

 

artart1982.hatenablog.com

 

 

 

わざわざこのブログに来て下さった貴方を私は勝手に大切に思います。