怪談「徒然草子」

徒然なるままに、きいぼうどと心にまかせて、古典狂の怪談童話創作家の結果的にここだけの怪しいかもしれない話

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

詩会「洗面器」金子光晴

詩会「洗面器」金子光晴 (僕は長年のあひだ、洗面器というふうつはは、僕たちが顔や手を洗ふのに湯、水を入れるものばかりと思つてゐた。ところが、爪哇人たちは、それに羊や、魚や、鶏や果実などを煮込んだカレー汁をなみなみとたたへて、花咲く合歓木の木…

貴方の哲学の道を散歩しよう。哲学の道の作り方。

哲学の道を作ろう 哲学の道と呼ばれている道があります。 永観堂付近の日本の道100選に選ばれている、その道は、文人の道と呼ばれていました。 文人が多かったからです。 そして、 西田幾太郎や田中元らが好んで散策したことから哲学の小径と呼ばれ、今は…

七夕過ぎメドチ雑談(かっぱ)

今週のお題「星に願いを」 七夕の後はメドチ(河童)です 七夕って、いまさら? じゃあ七夕らしく愛の句。 汗ばんだ 手でつなぐ かささぎの橋 けの歌に 思いをえがく 星の橋 今更七夕ですね、 いま、さら。 今、皿で、河童の話しますね。(ぇ?)

伝聞昔話「犬頭糸」(今昔物語より)

伝聞昔話「犬頭糸」 三河の国に二人の妻に養蚕をさせ、儲けていた郡司がいました。 なぜか本妻の蚕が全部死んでしまいました。 郡司は本妻が何か悪いことをした祟りだと思い、本妻から離れたのでした。 郡司が通わなくなり、本妻は二人の従事と共に貧しく心…

富の神河童様と鉢かづき姫

河童は富の神 この記事は河童で町おこしをしてる方対象です(対象が狭い) 河童で町おこししたい、でも河童ってたくさんいる。 良い情報があります。 河童は富の神です。 なぜか? 水も皿も富の象徴だからです。 もう一つ、柳田先生は芥川先生や泉先生によっ…

「返報性文明論」併「テレビが苦しんでいる理由」おまけ「全知が死んだ日」

返報が文明である 人間は恩を感じる、それが文明の大黒柱です。 動物も感じますけどね。返し方が違うだけです。 ただ、恩の面白い所は、 それが鎖でもあることです。 いいえ鎖です。 その鎖でしっかりと作るのが文明です。 文明の基本は恩は返すものです。 …

140字小説「地獄日記」

「地獄日記」 紫式部は地獄に落ちました。 二枚舌の作家は地獄で暮らすのです。 あの人も地獄でしょう。 政治家も夢物語すら語りませんが地獄でしょう。 そんなことを考えていたら、 猫が飯だと言いました。 にゃあが欠伸に負けました。 猫とのんびり天国も…

「天邪鬼は芸事論」併「後期高齢者の力を思い知れ」

「まなぶ」はなぜ「まねび」なのか? 一言で言えば、 知らないことはできないからです。 性質上、2次創作の同人作家さんは元ネタという具体的な目標があります。 その目標との力量の差が質です。 で、そうじゃないオリジナル作家は、具体的な目標を作らず、 …

「ヨーロッパの諺」と「悪の美学」

不幸が一人でくることはない ヨーロッパのことわざ 不幸は団体旅行。幸福はおひとり様。 これって、 不幸は簡単に分け合えるけども、幸福は簡単に分けることが出来ない。 って言葉思い出しますね。 悪の美学

アフィリエイトが教えてくれた大事なこと

今週のお題「2018年上半期」 アフィリエイトに教わったブログの方向性 ブログをはじめて、どう書いていくのかすごく悩みました。 内容が地味だからです。あれした方がいいのかな? これやった方がいいのかな?悩みました。 このブログのタイトルは怪談「徒然…

伝聞昔話「毘沙門天の文」(宇治拾遺物語より)

伝聞昔話「毘沙門天の文の話」 越前国に伊良緑野世恒という者がいました。 伊良は毘沙門天に一途に祈っていました。 祈っている間は何も食べなかったので、伊良はとても腹が減っていました。 「一途に飯も忘れ祈っていたので、腹が減ってしまいました。どう…

7/7が近いから7/1は七夕様の話

七夕様はだれ? 7/7は七夕様にお願いをします。 宝くじが当たりますようにとかスイッチが欲しいですとか。 七夕さまってなんの神様でしょうか? なぜ七夕様は中国風の服を着ているのか? なぜラブストーリーの神様にお願いするのか? 日本にはタナバタツメ…